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株の配当金はいつ貰える?権利付き最終日が重要!

株の配当金はいつ貰える?

配当金がいつ貰えるか時期は企業によって様々ですが、決算から2~3ヶ月後が多いです。決算は月末に行われることが多いです。

日本では3月末と9月末に決算を迎える企業が多いのでその2~3ヶ月後なので、3月決算なら5~6月、9月決算なら11~12月です。

決算期配当金を受け取れる時期
3月5~6月末頃
9月11~12月末頃

もし6月末決算の企業なら8~9月末頃が目安です。

これはあくまでも目安です。いつ配当金が受け取れるかは企業毎に調べないといけません。

日本では配当金を受け取れるのは年間1~2回という企業が多いです。

「日本では」ということは海外では配当に対する姿勢は日本とは異なります。特に米国株だと年4回の配当を行う企業もかなり多いです。

また配当金を2回出す場合、中間に出す「中間配当」と年度末後に出す「期末配当」があります。

そして配当金を貰うには必須条件があります。

配当金を貰うには「権利付き最終日」がいつかが重要

配当金を貰うためには次の重要な言葉(日)を3つ覚える必要があります。

  • 権利付き最終日
  • 権利落ち日
  • 権利確定日

簡単にいえば、

・権利付き最終日:株主になっておかないといけない日

・権利落ち日:もう株を売っても配当金を貰える権利は獲得している日

・権利確定日:配当金を貰う権利が確定する日

です。

配当金を貰うにはこの権利付き最終日がいつなのかが重要です。

これは配当金だけでなく株主優待でも同じです。

ややこしいですが、これをしっかり覚えておかないと配当金や株主優待が貰えなくなるかもしれません。なのでもう少し詳しく解説します。

権利付き最終日とは?

配当金を貰うにはただ株を持っていればいいというわけではありません。

「この日に株を持っておきなさい(株主になっておきなさい)」という日が決まっています。

それを「権利付き最終日」と言います。この日に株を持っていないと配当金はもらえません。

配当金を貰うにはその会社の株主名簿に名前が載る必要があるのですが、この権利付き最終日に株を持っていないと名前が載らないのです。

権利落ち日とは?

権利落ち日とは「株を売っても配当金や株主優待を受け取る権利は得られる日」のことです。

簡単に言えば「もう株を売っても大丈夫だよ」「配当金や株主優待は貰えるよ」という日の事です。

権利付き最終日までに株を購入し、翌日すぐに売ったらどうなるかと考えた人もいると思います。

大丈夫です。配当金も株主優待も貰えます。

先程の権利付き最終日は「この日に株を持っておきなさい」という日でしたよね。

なのでこの日に株主になっていればOKで、翌営業日に売ったとしてももう株主名簿にはあなたの名前は載るので配当金や株主優待は貰えます。

この「株を売っても配当金や株主優待を貰う権利が得られる日」が「権利落ち日」です。

権利確定日とは?

配当金や株主優待が受け取れる権利が確定する日を「権利確定日」と言います。

「確かにあなたは株主名簿に名前が載っています!」という日です。

重要なのがこの日に株を買って株主になっても配当金や株主優待は貰えないという事です。絶対に権利付き最終日に株主になっておかなくてはいけません。

なぜこんなややこしいかというと、株主は世界中に膨大な数いるので株主名簿を作るのにはそれなりの時間がかかります。なので作業時間として会社側には2営業日の猶予が与えられているんです。

この権利確定日の2営業日前までに株を持っていないと株主名簿に載らない、つまり配当金も株主優待も貰えないというわけです。

この2営業日前が「権利付き最終日」というわけです。

次の権利確定日カレンダーを見ながら整理します。

25
26
27権利付き最終日(この日に株主必須!権利確定日の2営業日前)
28休み
29休み
30権利落ち日(株売ってもOK)
31権利確定日(貰える権利が確定)

権利確定日が31日(火)なので、この2営業日前=27日(金)の権利付き最終日までに株を買って株主になっておかないと株主名簿には名前は載らないので配当金や株主優待は貰えません。

しかし翌営業日の30日(月)に株を売っても配当金や株主優待は貰えるので大丈夫でしたよね。これが権利落ち日。

そして31日(火)に配当金や株主優待が貰える権利が確定します。これが権利確定日。この日に株を買っても配当金や株主優待は貰えないので絶対に間違えないで下さい。

そして実際に配当金が受け取れるのはこの2~3ヶ月後、という流れです。

「1日だけ株主」のリスクに要注意!

権利付き最終日に株を所有していれば配当金や株主優待は貰えるわけですが、逆に権利付き最終日1日だけ株を持っていれば配当金は貰えるということでもあります。

1年間持たないといけないというわけではなく、権利付き最終日後もしばらく持ち続けないといけないというわけでもありません。

ここで「だったら権利付き最終日に株買って配当金の権利だけ獲得してすぐ売れば儲かるじゃん!」と思ったあなた!

そうは問屋が卸さないんです。他の投資家さんたちも考えることは同じです。配当金狙いで権利付き最終日に近づくにつれて株価は上昇し、権利落ち日になると一気に下落することはよくあります。

つまり株を高値で買わされて安値で売らされるという損するリスクがあるわけです。

人気の高配当銘柄や株主優待銘柄はこうした傾向が強いので要注意です。

なので決算時期が近づいてきたら高配当利回りランキングを見て、高配当銘柄を権利付き最終日だけ買っておこうという戦略は要注意です。

あなたの大切な資産です。慎重に投資しましょう。

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