この記事は読書習慣の無い方、あるい習慣化にチャレンジしてるけど行き詰まっているといった読書初心者の方のために書いています。参考になれば幸いです。
本当に本はたくさんの量を読むべき?
世間一般では読書は読む本の量が多いほど、凄いとか偉いとか正しいという意見が多いようですが、果たしてそうなのでしょうか?
そもそも何のために読書はするのでしょうか?
結論:読書は量・質どちらでも良い
本は大量に読むことが正しいのでしょうか?
結論から言えば「どちらでも良い」です。
これが僕の読書経験から導き出された結論です。
ただ他人の評価のために量を読むのは無意味なので止めてください。まあ出版業界に貢献してくれているので、読書好きの僕としては有り難い面もありますが。
読書は自己成長のため、あるいは楽しむためという目的を忘れなければどんな読書法でも良いんです。
自分にあった方法で読めば良いんです。
なぜ読書家は本を読む量が多いのか?
量を読む人はもともとその分野の知識があったり、数多くの本を読む過程で培った要点を瞬時に見抜く力があるからです。
重要な箇所だけを集中して読むので自然と読むスピードも速まり、その分本の量も多くなっていくわけです。
メンタリストdaigoさんもこのタイプらしいです。1日10冊も読むんだとか。
僕の信頼する読書仲間もこのタイプですが、仕事の合間を縫って月に10冊いくかいかないからしいです。本の虫です。価値観や視点が面白く、いつも感心させられます。同級生ですが、僕の読書の師匠でもあります。
ちなみに要点を瞬時に見抜く能力は才能などの特別なものではありません。これは場数(経験値)で培った能力です。「自分は賢くないからできない」なんて思う必要は全くありません。
あなたも読書を続ければ自然とできるようになります。僕がまさにそうでしたから。
読書は質を重視しても血肉となる
逆に僕は質を重視しています。なのであまり量は読みません。というか読めません。仕事が忙しい時期は全く読めませんし、落ち着いた時期でも多くて月に4~5冊くらいです。
昔は読むスピードもかなり遅かったので1冊に1ヶ月とか長いと430ページくらいの本を3ヶ月かけて読むなんてこともありました。
読書を始めたての頃は遅くても仕方ないのですが、読書に慣れてきた今でも遅いです。
それはなぜか?
僕は質を重視していて細かい部分まで読みたいタイプだからです。
それに気になった箇所はその瞬間に熟考したり、ページを前後したり、ネットで検索して情報を集め解決します。
そこからさらに調べて本とは関係のない分野にたどり着いて迷子になることなんてしょっちゅうです。
でも、知識の幅が広く深くなっている(血肉となっている)のは間違いありません。
「鉄は熱いうちに打て」というように、気になったことはその時点で解決しておかないと後で忘れてしまうしその時の知りたい欲求も冷めています。
それで後悔したことが何度もあり、今では気になった箇所は深堀りしていくのが僕の読書法として定着してきました。
読書は質や量よりも「継続」が大事
でも読書を継続してきたおかげで、最近は要点の見抜き方や知識量も増えてきたので、以前よりは数倍早くなっています。
知識だけでなくスキルも上がってきたわけです。スキルの面でも血肉となっています。
なので正直今は速読(飛ばし読み)もできます。
これも読書を継続してきたおかげです。
そう、読書で最も重要なのは量でもなく質でもなく「継続」です。
継続するには読書を心から好きになることです。
本は他人に読まされるものでもなければ、見栄を張るために読むものでもありません。
そんなのは血肉となってくれません。
まずは読書を継続できるように、自分にあったスタイルを自分のペースで見つけることが重要です。
ハイブリット型読書法
僕は読書を継続してある程度習慣化できるようになってきたので、今では深堀りする必要がある本と、必要がない本(速読で済ませる本)を分けられるようにもなってきました。
これをハイブリット型読書法とたった今名付けました。(もしすでに世の中にあったらごめんなさい。)
これなら量も質も効率よく確保できます。アンケートを取ったことがないのではっきりは分かりませんが、読書習慣のある人はこのタイプが多いのではないでしょうか。
それではどうやってハイブリット型読書法を身につけるのか?
そう、お察しが良いですね。「継続」です。
読書を継続しながら色々な読書法を試すのです。そうすれば自分が量タイプなのか質タイプなのか、はたまたハイブリット型なのかが見えてくるでしょう。
そのためにも読書を嫌いにならないこと、好きになることが一番重要なんです。
まとめとエール
最後にまとめつつエールを贈りたいと思います。
まず読書は量でも質でもなく継続が一番大事。どちらが正しいとか間違っているとかではありません。
もし読書は量を読まなきゃと思い込んでプレッシャーに感じている人は、まずその考えを捨ててください。
多いにこしたことはありませんが、それで読書嫌いになったら元も子もありませんからね。
質にこだわり過ぎてストレスを感じている人も同じです。自分を解放してください。
まずは好きな本を自分のペースで読むことです。それが継続に繋がります。
ある程度継続できれば自分のスタイルが自然と見えてくるでしょう。
深堀りタイプなら思う存分深ぼればいいし、逆にリズムを止めるのが嫌ならどんどん先に進んでいけば自然と速読(飛ばし読み)はできるようになってきます。
僕のようにハイブリット型でももちろん良いと思います。
どれも血肉となるので安心してください。
ただし本は自分が成長するために読むものです。
他人の評価のために読むものでも、量を読むことが目的でもありません。
とにもかくにも本を好きになること、それが継続につながり、あとは自然と道は開けます。
あなたの読書ライフが充実し自己成長できることを願っています。ファイト!