「投資に興味があるけど株や不動産、FX、債券と種類が多くて何を選べばいいか分からない」
そんな人のために今回は「投資の種類」と「それぞれの特徴」、そして「初心者(自分)に向いている投資は何か」について僕が学んだことを書いていきたいと思います。
投資の種類
投資の種類はたくさんありますが、「投資の種類」を知りたいのは初心者が多いので、僕が初心者が知っておいた方がいいと思った投資の種類を紹介ます。
リスク・リターンや初心者向きかの評価は僕の個人的な感想です。僕は全てを経験したわけではなく、あくまでも僕が学んだり先輩投資家からのアドバイスを基に評価しています。
種類 | リスク | リターン | 初心者 |
---|---|---|---|
株 | ★★★★★ | ★★★★★ | ○ |
投資信託 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ○ |
FX(為替取引) | ★★★★★ | ★★★★★ | ☓ |
債券(国債・社債) | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ○ |
不動産 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | △ |
仮想通貨(暗号資産) | ★★★★★ | ★★★★★ | ☓ |
株式投資とは?
株式投資は投資の中でも代表的な投資です。投資未経験者でも、投資といえば株を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
株式会社の株に投資をする方法です。出資してその会社のオーナーになるということです。
株式会社といってもそこら辺にある株式会社ではなく、証券取引所に登録している株式会社の株です。証券取引所に登録することを上場といいます。
日本なら東京証券取引所、大阪取引所があります。アメリカならニューヨーク証券取引所やナスダックという名称は覚えておく必要があります。
株式投資の利益を生み出す仕組みはいくつかあります。
- 自分が買った値段より株の値段が高くなる(値上がり益)
- 買ったり売ったりして利益を得る(売却益=キャピタルゲイン)
- 保有している株の数に応じてお金がもらえる(配当金=インカムゲイン)
- 保有している株の会社から物やサービス券などがもらえる(株主優待)
もちろん100%利益が出る保証はないです。これはどの投資においても言えることですが。
投資の手法としては主に2つです。
- 長期的に株を保有して最初に買った値段より株の値段が高くなるのを狙う長期保有(世界一の投資家ウォーレンバフェットがこの手法)
- 短期間で自分が買った値段より株の値段が上がったら売る、下がったら買って利益を狙う短期売買(いわゆるデイトレ)
投資信託とは?
投資信託は漢字を分解すると分かりやすいです。
「投資」を「信じて託す」
プロの投資家に自分のお金を預けて代わりに投資(運用)してもらう方法です。
投資信託は日本でも数千~1万種類、更に世界中には数え切れないほど存在しています。
投資信託の中身は株、債券、不動産、金などの鉱物といった色んな金融商品を混ぜて1つのセットにしたものを投資信託といいます。投資信託をファンドと言ったりもします。
個人的にはファミレスなどのセットで例えると分かりやすいです。
投資信託は初心者からプロまで購入している人は多いので、注目しておくと良いと思います。
FXとは?
FXとは為替を利用した投資方法です。よくニュースで円高とか円安って聞きますよね。
お金の価値は需要と供給で決まります。だから日々、円やドルといった通貨の価格が変動しているんですね。
この変動を利用して利益を生み出そうとするのがFX(Foreign eXchange=外国為替証拠金取引)です。
もう少し詳しく見てみましょう。
例えば円とドルで見てみましょう。分かりやすくするために手数料や税金はここでは省きます。
あなたは現在100円で1ドルを買ったとします。
翌日、為替が動いて120円/1ドル(円安ドル高)になったところで、持っていた1ドルを売ります。すると20円も儲けです。
逆に80円/1ドル(円高ドル安)になってしまい、あなたはもっと下がるのではないかと怖くなり持っていた1ドルを売ったとすると、20円のマイナスです。
この繰り返しで利益を得るのがFXです。
ドルを物で例えると分かりやすいです。
100円でりんごを買いました。翌日、りんごを欲しいという人が昨日より増えた(需要が増えた)ので価格が120円になりました。
値上がりしたので売ることにしました。
儲けは20円です。
昨日より需要が減って80円になったところで売れば20円のマイナスです。
これがFXの主な仕組みです。多くの初心者が損失を出して止めていくため投資というよりは投機(短期的に利益を得ようとする行為)と呼ばれることが多いです。
債券(国債・社債)とは?
債券とは簡単に言うと「借金の証明書」です。企業や国や地方自治体などが投資家から資金を借りるための手段です。
国が投資家からお金を集めるために発行するのが国債で、企業が発行するのが社債です。
債券は満期(借金を全額返す日)になると貸したお金が全額返ってくるだけでなく、満期(返済期限)までの間に利子ももらえます。
そして投資家はこの債券を自由に売買することができます。
株式投資のような激しい値動きが無いので低リスクですが、その分リターンも低いです。
ローリスクな商品のため、リスクの分散として投資信託にもよく組み込まれています。
投資戦略に債券を利用する人も多いので、 初心者でも債券については知っておいた方が良いです。
不動産投資とは?
不動産投資は投資未経験者にも想像がつきやすい投資法だと思います。
マンションやアパート、駐車場といった不動産を購入して賃貸収入を得たり、その物件を売って利益を得ることを目的とした投資方法です。
不動産を取得するためには始めから多額の現金を持っているか、銀行などから多額の借金をして資金を用意しないといけないという面ではハードルが高いです。
しかし収益の仕組みが分かりやすい点や長期的な利益が見込めるという安定性があるため人気の投資方法となっています。
ただし以下のリスク(デメリット)があることも忘れてはいけません。
- 金利の上昇でローンの返済額が増えるリスクがある
- 地震、台風、土砂崩れなどの災害リスクがある
- 定期的にメンテナンスをしないと建物の劣化が早まる
- 日本だと人口減少で需要が減っていくリスクがある
- 賃貸物件だと空室リスクがある
- 金融や不動産の高度な専門知識が必要
- 売りたくてもすぐに売れるとは限らない
仮想通貨投資(暗号資産)とは?
投資をしたことがない人でも「ビットコイン」という名前を聞いたことはあると思います。
お財布に入っている現金でなく、目に見えないお金です。
仮想通貨はお金をデータとして管理していて、自分の資産を確認するのもデータを見るだけ、決済もわざわざ財布から現金を出さずにSuica(電子マネー)のようなカードを使ってピッと瞬時に決済する(ことを目指している)ものです。
ただ2020年ではまだ皆さんが日々どこでも使っているような“お金”としては認められておらず、暗号資産と位置づけられています。
仮想通貨(見えないお金)はまだ未来的な考えですし、技術に心配な点もあるため政府や世間の人々の信頼を得るには至っていません。
仮想通貨の投資方法は安い時に買って高い時に売るというのが基本ですが、初心者にはかなりハイリスクです。
例えば今日1ビットコインを100万円で買ったとして、その日の夜には80万円になっていることもあり得るのでかなりのリスクがあります。これはハイリスクな投機です。
また税金の面でも他の投資に比べるととても不利で最大で55%ほど税金で持っていかれますし、他の所得とも相殺できないので、投資としての魅力は実際はあまりないと個人的には感じています。
それに仮想通貨90%以上は詐欺だとも言われるほど、詐欺が非常に多いことでも有名です。
日本はキャッシュレスでは途上国なのであまり身近ではないですが、世界ではキャッシュレス化がどんどん進んでいます。
近い将来、世界中でビットコインのような仮想通貨(暗号資産)が現金よりも主流になると言われています。僕も色々調べましたが、キャッシュレス時代は近い将来必ずくると考えています。
Facebookがリブラという仮想通貨を発表したのも記憶に新しいですよね。世界ではこういったキャッシュレスの流れがどんどん加速しています。国産のEXコインというのも非常に可能性があると思います。
【結論】僕が選んだのは株式投資と仮想通貨投資(デジタル通貨)
この中で僕が選んだのは株式投資と、実は仮想通貨です。
株式投資を選んだ理由
株式投資を選んだ理由はもともと企業のビジネスモデルの本を読んだり調べたりするのが好きでしたし、「投資といえば株だろう」という単純な動機です。
それにFXや不動産なども考えましたが、FXはギャンブル性が高いし素人が勝てる(儲かる)確率は低いだろうと判断しパス。
不動産はそもそもまとまった原資(投資する資金)が無いとできないのでパス。投資初心者が始めから多額の資金を投じてやるにはリスクが高すぎます。
他にもリスク(金銭的に損する可能性)とリターン(儲かる額)のバランスを考えると自分に身近で楽しんで学びながら資産を増やせるのは株式投資だなと思って選びました。
仮想通貨投資(デジタル通貨)を選んだ理由
上でも説明したように、仮想通貨に関してはリスクが高すぎて初心者には危険だと考えていました。今もその考えに変わりはありません。
が、これまでの仮想通貨の概念(価格が安定しない、90%以上が詐欺など)とは全く異なった仮想通貨を見つけたので、それには投資しています。
厳密には仮想通貨ではなくデジタル通貨と言われています。名前はEXコイン(EXC)です。
開発者にはSuicaの基の技術であるソニーのフェリカを開発した日下部進さんがいますし、JICAと提携してネパールへの導入が予定されています。
つまり詐欺の可能性は低いと僕は考えていますし、もしかしたら今後世界の共通の通貨になり得るのではないかと考えています。
僕が調査した内容は以下に掲載してあります。
JICAの資料はこちら(ネパールとGVE株式会社、即時決済デジタルプラットフォーム事業)
週刊エコノミストの記事はこちら(JVEより)
EXコインへの投資は、一般的な仮想通貨投資のように売買を頻繁に繰り返して行うものではなく、将来的に世界に広まる可能性に投資をしてます。なので長期投資です。
値動きも他の仮想通貨と比べると微々たるものなので、短期的なトレード(売買)には向いていません。
ただこの安定した値動きが“通貨”としての役割を果たせると僕は考えています。
なのでEXCへの投資は価値(価格)が低い今のうちに保有しておいて、将来値上がりすることを期待しての投資です。
投資の神様のウォーレンバフェットでいう、長期保有の優良銘柄ですね。
興味のある方は上記のまとめ記事を御覧ください。
皆さんもコツコツ学んで投資で少しでもお金の不安が無くせるよう、一緒に頑張っていきましょう!
それではまた!
(※投資は自己責任で!)