ペーパーウォレットとは

ペーパーウォレットとは仮想通貨を紙で管理するウォレットのことです。

紙はインターネットから完全に切り離されているため、ウイルスやハッキングの危険性はありません。

ホットウォレット、コールドウォレット、ウェブウォレット、ハードウェアウォレットなどの言葉の意味がまだ分かっていな方は、まずは仮想通貨のウォレットというものが何なのか全体像を把握してから、この先のペーパーウォレットの解説を読んだ方が理解しやすいです。

ペーパーウォレットのメリット

ペーパーウォレットのメリットは以下の2つです。

冒頭でもお話したように、ペーパーウォレットは紙なのでインターネットからは完全に切り離されています。

よって保管している間はウイルスやハッキングといったインターネットにはつきもののリスクはゼロです。

仮想通貨には様々なウォレットがありますが、その中でもこのペーパーウォレットは最もセキュリティが高いと言われています。

ペーパーウォレットは紙に印刷するだけなので無料で簡単に作れます。

ペーパーウォレットのデメリットは以下の2つです。

やはり紙なのでインターネットに繋がっていないためどうしても利便性は悪くなります。

利用するにはいくつかの工程があるため、すぐに利用したいと思っても手間と時間がかかります。

また常に持ち歩けば紙が劣化したりインクが薄れたり雨で濡れるといったリスクも増えます。

ペーパーウォレットは元々利便性を考慮してされているものではなく、あくまでも高いセキュリティを保つためのもです。

なので普段使わない分の仮想通貨を保管するのに適しています。

逆に普段使う分はモバイルウォレットなど利便性の高いにウォレットに入れて使い分けると、資産を守りつつも便利に使えます。

ペーパーウォレットはいくらセキュリティが高いとはいえ、紙自体の劣化、紛失、盗難といったリスクは残ります。もちろん濡らしたり破いたりしても同じことです。

なのでペーパーウォレット1枚だけで全ての資産を保管しておこうという考えは少々リスクがあります。

対策としてペーパーウォレットを複数枚作って保管するのもいいですが、もし大量の仮想通貨をペーパーウォレット複数枚に保管していても自宅などの同じ場所に保管しておくと、火事や台風などの災害で自宅に大きな被害があれば資産も全て失う可能性があります。

なので、複数のペーパーウォレットで管理する場合は保管場所をそれぞれ変えた方がより安全です。

ペーパーウォレットとは仮想通貨を紙で管理するウォレットのこと。

主なメリットとデメリットは以下の通り。

【メリット】

【デメリット】

たくさんある仮想通貨のウォレットの中でも、最もセキュリティが高いのがこのペーパーウォレットですが、その反面利便性は悪いです。

なので使わない分の仮想通貨を保管するのに向いています。

またモバイルウォレットなどの利便性が高いウォレットと併用すれば、大部分の資産を守りつつ便利な仮想通貨生活が送れます。

ただし紙自体が劣化したり、紛失したり、盗まれたり、破れたりするリスクは残ります。なので長期保管する場合は定期的に紙の状態をチェックするようにしましょう。