トランザクションのTxInとTxOutとは
トランザクションという言葉自体は仮想通貨に限って使われる言葉ではなく、金融やITの分野などでも使われている言葉です。
仮想通貨のトランザクションの場合は、 支払い元のことをTxIn、支払先のことをTxOutといいます。
TxInは正式には「Transaction Input(トランザクションインプット)」、TxOutは「Transaction Output(トランザクションアウトプット)」といいます。
トランザクションはこのTxInとTxOutで構成されています。
手元から仮想通貨が出ていくのにインプット?
送り先からすると仮想通貨が入ってくるのにアウトプット?
ってなんだか逆な気がしませんか??
財布から財布へ“直接”お金を動かす場合はその感覚でOKです。自分の財布からお金を出して(出金)、相手の財布に入れる(入金)、この理解で問題ないです。
しかし仮想通貨の場合は、プールに投げ込むイメージです。
噛み砕いて説明すると、トランザクション(取引データ)の中に仮想通貨を入れることをTxIn(インプット)といい、トランザクションの中から仮想通貨を出すことをTxOut(アウトプット)といいます。
TxInとTxOutを図で理解
言葉だけでは分かりづらいので、今回も図を一生懸命作りました。(これほんと大変 汗)
EさんからXさんに3万円送金するとします。Bitcoinなどの仮想通貨の場合、直接人間同士が対面でお金のやり取りをするのとは違い、トランザクション(取引データ)というプールの中に仮想通貨を入れる感じです。
下の“一生懸命”作った図を見て下さい。
図の左のイルカはプールに飛び込もうとしていますよね。飛び込む、つまりプールにインする。
トランザクションというプールに“イン”するわけです。
だからトランザクション“イン”プット(Transaction Input)、略してTxInというわけです。
これに対して右のイルカはプールからジャンプして飛び出してきています。
飛び出す、つまりプールからアウトする。
トランザクションというプールから“アウト”するわけです。
だからトランザクション“アウト”プット(Transaction Output)、略してTxOutというわけです。
仮想通貨でよく出てくるウォレットとは電子上のお財布、電子財布と思って下さい。