ATMは年間2兆円!それでもキャッシュレスから逃げますか?

好評のキャッシュレス化推進企画、第二弾!今回も現金の無駄を探ってみたいと思います。

もちろんキャッシュレス化とはエディのようなプリペイドやクレジットカードではありません。

本当のキャッシュレス化はデジタル通貨です。じゃないと海外と貿易で使えませんし、海外の企業とビジネスしている企業は使えません。

また日本だけお金のガラパゴス化になってしまいますからね。僕は現時点ではデジタル通貨が最もキャッシュレス化で最適な手段だと思っています。

それではまいります。

【問題】1円玉10枚で何円でしょう?

さっそくですが、問題です。

1円玉10枚で何円でしょう?

小学生の頃に習った足し算で答えるなら10円です。

1円玉自体の価値(製造コスト)でみると、その時の原材料費にもよりますが最大約30円ほどかかります。

つまり1円の価値(製造コスト)は約3円です。

他の貨幣と紙幣についても見てみましょう。

貨幣・紙幣コスト重さ
1円玉3円1g
5円玉7円3.75g
10円玉10円4.5g
50円玉20円4g
100円玉25円4.8g
500円玉30円7g
1,000円札15円
2,000円札16円
5,000円札21円
10,000円札23円

金額はおおよそですが、1円玉や5円玉は作れば作るほど赤字です。ちなみに2018年度は約700億円も製造費がかかっているそうです。

しかしこれはあくまでも製造コストの話です。

製造コスト以外にも現金というものはかなりコストが掛かります。

  • 現金の運搬(車の購入維持費、ガソリン代、人件費)
  • 現金を保管する場所(銀行やATM、スーパーなどのレジや金庫)
  • 保管場所のセキュリティや窓口業務
  • その現金を引き出したり支払ったりする利用者の移動にかかるコストや支払いの手間(夕方スーパーのレジが混みますよね?あれ無駄だと思いませんか?)

このように製造費以外にも維持、管理、運搬などのコストも含めれば、現金はかなりコストが掛かっています。

それが現金のデメリットです。

中でも衝撃的なのが日本中誰もが使うATMにまつわるコストです。この無駄はやばいです。

ATMは年間2兆円のコストが掛かっている

みなさんがよく利用するATMですが、このATMを維持するのに年間2兆円ものコストがかかっています。

ATMの設置、維持管理、ATMへの現金の運搬などを合わせると年間2兆円かかっているという調査結果が出ています。(ボストンコンサルティンググループ調べ)

このコストはあくまでも金融業界のみのコストです。一般のお店や僕らのような一般人が現金を預けに行ったり引き出しにいくコストは含まれていません。

2兆円あれば、その分利用者に還元してほしいですよね!

数兆円の負担に?日本の“現金信仰”コスト|日テレNEWS24
世の中で議論を呼んでいる話題について、意見を聞く「opinions」。今回の話題は「根強いニッポンの現金信仰」。日本テレビ経済部・古谷朋大デスクに聞く。

こんな話をしても日本の預金残高は1,000兆円あるんだから、2兆円はそのたった0.2%だから大したコストではないという意見もありますが、キャッシュレス化すればこの無駄を無くせるのにわざわざ2兆円払ってまでATM置く必要って何ですかね?

コンビニはど田舎でもクレジットカード使えますからね。日本がキャッシュレス化すれば田舎でもスマホや電子決済できるカードがあればキャッシュレス決済可能です。

こんなことをいうと、「そもそもスマホがを持っていない年配の人たちはどうするんだ!」という声が聞こえてきそうですが、3Gのガラケーは2022年に使えなくなるので、買い替えを機にスマホにするとか電子決済ができるカードを手に入れればいいわけです。

定期とかパスモやスイカと同じです。かざして「ピッ!」とすれば終了です。

ATM無くせば預金利息が増えて、融資金利は下がる

さて、本題に戻って、年間2兆円あれば銀行の預金の利息が上げられます。今は時間外にATM使おうものなら1回100円以上の手数料を取られます。100万円銀行に預けてたって、3回分手数料取られたら赤字です。

そしてビジネス目線でみると、年間2兆円あれば融資の金利も下げられます。そうすれば企業は低金利で融資が受けられるためもっと低リスクでビジネスができますし、そしたら利益が上がって社員の給料も上がるわけです。一般市民も安くローンが組めます。

それなのに年間2兆円ものコストかける必要ってどこにあるんでしょう?

いいえ、ありません。

田舎の人達とかテクノロジーが苦手な年配の人たちのためにATM残すって本当にその人達のためになりますか?

いいえ、なりません。

だってATMにいく時間、移動手段、移動にかかる費用、そして混んでいたら並ばないといけないなどなど結構無駄があります。

そしてそういった人たちはATMの使い方もよく分からないし、情報というものに疎い傾向があるので振り込め詐欺に引っかかりやすいです。(※情報に疎いことが悪いわけではありません。その結果を全て受けるのは自分自身なので自由です。)

それよりはATMをなくした方が良いです。ATMが無くなるということは、現金が無くなる(大幅に減る)、つまり日本全体がキャッシュレス化するということです。

ATMを残すよりも日本全体でキャッシュレス化して、そういったATM無しでは困る人達に電子決済カードを購入させる(税金で買ってもOK)などして、「ピッ!とかざして使うんだよ」と教えた方が時間もお金も節約できます。

わざわざお金を引き出すためだけにATMにいく必要もありません。何かのついでに行くなんてこともしなくていいんです。

「あ、お金おろさなきゃ!」というストレスから開放されます。

ちなみにキャッシュレス化が進めばほとんどの銀行は縮小するなり潰れるなり買収されるので、生き残った巨大な銀行は、さらに高い利息で預金を集め、低い金利で世の中に融資することが可能になります。

しかもATMの無駄の話はあくまでも金融業界に限った話です。日本における現金の無駄の氷山の一角も一角です。

現金があることによる無駄は他にも山ほどあります。

キャッシュレス化でコンビニ強盗がなくなる

これは無駄というよりはリスクです。現金を取扱っているお店といえばどこにでもあるコンビニです。だからコンビニ強盗は一向になくなりません。

パチンコ店もタクシーもコインランドリーも同じです。

そこに現金があるから狙われます。

この動画をご覧ください。現金がいかに危険か分かります。

首都圏でコインランドリー連続窃盗 37店で1千万円

朝から晩まで汗水たらして稼いだお金が、こういった卑劣な犯罪者に奪われるんですよ?

奪われないためにさらにお金をかけて対策をする。それでも盗まれます。犯人が捕まってもお金が戻ってくるわけじゃあるまいし。

この動画に出てくる機械だって数百万かけて対策していたらしいですよ。それでも奪われます。

なぜならそこに現金があるから。

キャッシュレスで自販機や両替機の現金回収がなくなる

自動販売機や両替機には毎回誰かが現金を補充して回っています。ATMと同じです。

キャッシュレス化でこの作業がなくなります。企業にとっては大幅なコスト削減です。

しかも!

キャッシュレス化すれば集金する必要もないし、お金の勘定もしなくてよくなります!ジュースが何本売れたからいくら入ってないといけない、なんて作業がなくなります。

全て自動で計上されます。

今は機械が勘定してくれるかもしれませんが、その機械に入れる必要もないですし、集金したお金を銀行に持っていく必要もないし、自社の金庫で保管しておく必要もありません。

その分、ジュースも安くなります。

両替機だって先ほどのコインランドリーだって同じです。集金も保管も勘定作業も一切不要です。盗まれる心配もありません。

タクシーだって会社に戻ったらわざわざ勘定作業しなくていいですからね。

昼のコンビニ、夕方のスーパーのレジ混雑にうんざり!

もっと身近な例を考えてみましょう。

毎日朝からせっせと働いて、やっとお昼休憩で一息つけると思っても、コンビニに行けば大行列!

誰も悪くないのにみんなイライラしてませんか?

夕方のスーパーだってそうです。

やっと一日の仕事が終わったっていうのに、夕食の買い出しでスーパーに行けばまたまた大行列!あっちもこっちも列列列!大、行、列!

しかも移動では満員電車に揺られるわけです。

こんなストレス社会を作っているのは現金の存在も大きいんです。

時間で計算してみます。

全国で昼休みにレジで1人5分並ぶとすると、100万人が並べば3,472日と5時間20分の無駄です。

1人の約10年分の無駄ですね。

しかもこれが夕方もおこります。悲惨です。

もしキャッシュレス化が進めばこれらの無駄がだいぶ軽減されるんですよ?

やらない理由はないと思うのは僕だけでしょうか?

さらに具体的な数字で例えてみましょう。

キャッシュレスで「Amazon Go」が日本中にできたら数兆円の削減になる

現在、国内には約55,000件以上のコンビニエンスストアがあるとされています。

そしてキャッシュレス化が進めば、自然とレジを無くす流れになります。もうすでに技術的には可能なので日本国内でも「Amazon Go」のようなお店が誕生するもの時間の問題です。

Introducing Amazon Go and the world’s most advanced shopping technology

そうなると、コンビニのレジもなくなりますよね。

コンビニのレジ係の人件費として計算しやすいように時給1,000円としましょう。

ただコンビニの仕事はレジだけではないため、24時間のうち最低でも合計4時間はレジ業務があると仮定します。(僕の感覚です)

そうすると、1日4,000円のレジ作業のコストが発生するわけです。

これを全国の55,000件で計算すると2億2,000万円です。

1年で計算すると約800億円のコストが掛かっています。

人材不足のコンビニ業界ですから、レジ業務がなくなればコストも減り人手も他に回せます。メリットしかありません。

もちろんこれはコンビニだけの話です。スーパーや飲食店、デパートでもキャッシュレス化すればコンビニと同じような経済効果が得られます。

そうなれば日本全国でコストの削減ができ、商品やサービスの値段は下がります。そしてスタッフの給料は上がります。

前回も言いましたが、人員削減は避けられないため、そうなる前に転職するなり独立するなり次の道を模索し始めておくことをおすすめします。

今後は学歴よりも行動が早い人がよりチャンスを掴む時代になります。

これはあくまでも人件費の話です。これにさらに現金の管理、移動、勘定作業が入るのでコストはこれ以上にかかっています。もちろん強盗のリスクもあります。

「Amazon Go」のようなレジ無し店舗が普及すればコンビニだけでも年間1,000億円以上は軽くコスト削減できるでしょう。

その他のスーパーや飲食店など全てのレジを必要としていた業界からレジが無くれば、数兆円規模の削減が期待できると思います。(ざっくりでゴメンなさい)

まとめ

今回の内容をまとめます。

  • 現金の製造にはコストがかかる(1円玉は3円かかる)
  • ATMは年間2兆円のコストがかかる
  • 現金は盗まれやすい
  • 世の中の集金業務が無くなる
  • レジに並ぶことが無くなる
  • キャッシュレス化でレジが無くなれば数兆円の削減

もちろんキャッシュレス化がメリットばかりというわけではありませんが、現金よりは遥かにメリットが多いです。

冒頭でもお話したように、僕が言うキャッシュレス化とはデジタル通貨でのキャッシュレス化です。

エディのようなプリペイド式や、クレジットカードではなく世界で使えるデジタル通貨です。

今後は文化や習慣やビジネスだけでなく、お金(通貨)もグローバル化します。

しかしまだ各国様子見の状態です。

しかしリブラの登場が示しているように、世界共通のデジタル通貨の流れは既に起き始めています。

僕がこれだ!と思う世界共通デジタル通貨に関してはこちらをご覧ください。

それでは今日はこのへんで!

あなたのキャッシュレスライフに、幸運を!

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