仮想通貨やEXCなどのデジタル通貨の特徴として、送金が従来の現金と比べて早くて安いという特徴があります。
ということで今回は、EXCと他の仮想通貨の送金コスト・時間・スケーラビリティを比較したいと思います。
EXCと仮想通貨の送金コスト・時間・スケーラビリティ比較表
送金時間は比べやすいようにおおよそで表記してあります。送金コストは1回当たり、スケーラビリティは1秒間あたりの数値です。
銘柄 | 送金時間 | 送金コスト | スケーラビリティ |
---|---|---|---|
EXコイン(EXC) | 0.05~0.2秒 | 0.00000000002ドル | 30万回 |
ビットコイン | 7分30秒 | 0.26ドル | 6回 |
ビットコインキャッシュ | 2分 | 0.21ドル | 213回 |
イーサリアム | 30秒 | 0.96ドル | 15回 |
リップル | 10秒以内 | 0.0004ドル | 1,500回 |
ライトコイン | 2分30秒 | 0.37ドル | 15回 |
数値は以下を参考にしました。
評判通りリップルの送金は早くて安い
仮想通貨の中でもリップルは送金が早くて安いと評判ですが、評判通り送金時間は早く送金コストもかなり低く抑えています。
スケーラビリティも1秒間に1,500回なので仮想通貨の中では他を圧倒していますね。これならリップラーと言われるファンが多いのもうなづけます。
仮想通貨の王者ビットコインは送金スピード最下位
これに対して仮想通貨の王者であるビットコインですが、送金時間は7分30秒となってます。
巷では10分という声が多いですが、参考にしたサイトでは実際に測った結果が約7分30秒だったそうです。
しかし最大で20時間かかるという声も聞かれます。これは送金するコインの量や時間帯、報酬などで大きく影響を受けからです。
スケーラビリティも1秒間に6回なので時間はかかるでしょう。この数値の低さがスケーラビリティ問題を引き起こし、ビットコインキャッシュが誕生したという経緯もあります。
スケーラビリティ問題というのは、仮想通貨の送金スピードが遅くなる問題のことです。ブロックチェーンが処理できる量以上の取引を要求されることで起こります。
無名のEXCだけ別次元
表を見てお分かりのように、この記事を執筆している2019年10月30日時点では世間では全く無名のEXC(EXコイン)が送金時間、送金コスト、スケーラビリティの3つにおいて別次元の数値を叩き出しています。
僕がEXCに出会った時は他の仮想通貨のことは全く知らない素人だったので、0.2秒で送金できると言われてもピンときませんでしたが、比べてみるとその凄さが分かりました。
しかもEXCは送金コストもかなり安いです。理由はEXCの消費電力は1時間あたり7kwとかなりの省エネだからです。
この消費電力でスケーラビリティが30万回というのは他と比べるといかにすごいかが分かると思います。たった7kwで世界の1/3の取引をカバーできるなんて信じられませんが事実です。
それを日本人が作ったというのにも驚きです。
ちなみに7kwはたこ焼き器7台分くらいです。
EXCの数値についてはこちらの方が詳しく解説しています。用いている画像のデータは2017年のものなので上の表とは少し異なっています。
銀行の国際送金は一週間かかって手数料も高い
仮想通貨は国内送金も国際送金も送金コスト(手数料)は変わりません。
なので今度は従来の銀行での国際送金と比較してみましょう。
従来の法定通貨(現金)を銀行の窓口で国際送金する方法だと、数日から一週間ほどかかります。
しかも手数料がかなり高いです。
例えば日本から米国に1,000ドル送金すると手数料以下のようになります。
送金手数料 | 中継銀行手数料 | 合計 | |
ゆうちょ銀行 | 2,000円 | 中継銀行によって送金額から差し引かれる可能性 | 2,000円以上 |
みずほ銀行 | 5,000円 | 2,500円 | 7,500円 |
りそな銀行 | 6,000 | 2,500円 | 8,500円 |
楽天銀行 | 750 | 1,000円 | 1,750円 |
新生銀行 | 2,000円 | 中継銀行によって送金額から差し引かれる可能性 | 2,000円以上 |
ソニー銀行 | 3,000円 | 3,000円 | 6,000円 |
ドコモ | 1,000円 | 中継銀行によって送金額から差し引かれる可能性 | 1,000円以上 |
SBIレミット | 1,480円 | 0円 | 1,480円 |
セブン銀行 | 3,000円 | 0円 | 3,000円 |
表は以下のサイトを参考にしました。
ゆうちょ銀行の窓口からだと4,000~5,000円です。
ネットバンキングの場合は数日で送金できますが、手数料は数千円かかってしまいます。
仮想通貨の送金コストは取引所の手数料が含まれていませんが、従来の銀行を通す送金方法よりははるかに安いです。
仮想通貨の場合、数円だったり同じ取引所の人とだと送金手数料無料のところもあります。
また、仮想通貨やデジタル通貨ならわざわざ銀行にいかなくてもスマホで簡単にできます。
そう考えると今後は国内外問わず銀行などでの送金は無くなるでしょう。こんな不便な思いをしてしかも高い手数料まで取られているので、現状維持は考え難いです。
まとめ
仮想通貨の中では評判通りリップルがダントツの数値をただき出しましたが、EXCはそれをはるかに超えてきました。
今後ますます世界はキャッシュレス化に進んでいくので、何が共通の通貨として使われるかは分かりませんが、少なくともEXCのポテンシャルの高さは別次元なので個人的には期待しています。